コラム

● クラシック音楽の演奏に絶対音感は必要?

● 絶対音感と演奏技術は比例する? 音楽の話題だけでなく、最近はテレビのバラエティ番組の中でさえ、「絶対音感」という言葉が頻繁に出てくるようになりました。
絶対音感とは、いきなり特定の音を聞いたとき、それが音階の中でどの音なのか瞬時にわかるという能力ですが、これについては大きな誤解があります。
それは、絶対音感があれば必ず優秀な音楽家になれるわけではない、ということです。
音楽に携わる上で音感は不可欠なものであり、ある程度の音感の良さを持つことはミュージシャンにとって必須の資質です。
しかし、絶対音感は大変便利なものではありますが、絶対音感があることと、楽器の演奏技術や歌唱力の巧拙は必ずしも一致しないのが実際のところです。
最低限必要なレベルの音感があれば、楽器の演奏や歌唱は十分楽しめますし、すべてのプロの音楽家に必ず絶対的な音感があるわけではないということです。
耳で音を判断できる能力と、楽器を演奏する能力には、確かに密接な関係はありますが、絶対音感まで必要というわけではないのです。
ただ、クラシック音楽を幼少期から習っている人に、絶対音感を持っている人がかなり多いのは、幼少期からの音楽訓練によるものと言えるでしょう。

● 訓練によって必要な音感は良くなる 基本的に、本格的な音楽教室では絶対音感を身につけるための訓練を施す場合が少なくありません。
音感は訓練によって向上するものであり、絶対音感も訓練で身につけることができるのです。
もちろん、あまり大人になってからでは、相当訓練しても身につけられる音感には限度があるかも知れません。
しかし、ジャズのように、即興演奏でセッションするような音楽ジャンルであっても、音感の良さがあれば即興演奏ができ、他のプレーヤーが演奏しているキーを耳で判断してスムーズに演奏に加わることもできます。
クラシック音楽を子どもに学ばせたい場合は、上級音楽教室に通うのがおすすめです。
ハイレベルな講師が揃った上級音楽教室では、レッスン以外に音感の訓練についても十分なノウハウを持っています。
さらに、大人になってから楽器のレッスンに通い始めた人でも、上級音楽教室で質の高いレッスンを受けたほうが、演奏技術だけでなく音感の訓練のためにも有益でしょう。
楽器を学びたいときは、一流講師の指導が受けられる上級音楽教室がおすすめです。

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