コラム

● ピアノ教則本の王道「バイエル」の何が問題なのか

● バイエル教則本について ピアノがメジャーな楽器になって、すでに数世紀経過しており、今では趣味で演奏するケースも多いです。
日本でもピアノの演奏はメジャーになっていますが、当然全員はじめは初心者です。
一般的には、講師の元で練習をすることになりますが、その際にピアノ教則本を活用することも多いでしょう。
最近は使用しないことも増えてきていますが、ピアノ教則本といえばバイエルが有名です。
バイエルとは、ドイツ出身の作曲家で、ピアニストでもあり、今から150年以上前にバイエル教則本を作りました。
全106曲といくつかの予備練習で構成されており、初めてピアノを練習する人向きとなっているのが特徴です。
明治時代に入ると、日本にもバイエル教則本が入ってきて、時代に敏感な音楽に興味を持つ人たちがバイエルを参考に練習に励むようになりました。
日本では比較的使用された教則本なのですが、実はバイエルは海外ではあまり普及していません。
色々な問題点を抱えていることもあり、日本でも徐々に使用する頻度が減ってきており、
現代では、バイエルに変わる教則本を利用する音楽学校も増えてきています。
上級音楽教室に通っていると、バイエルの有無にかかわらず、一人ひとりにあった最適な指導を行ってくれるのでピアノを上達させたいのであれば、オススメです。

● バイエルが抱える問題点について ピアノ教則本のバイエルには問題点があるとされていますが、ピアノを習っていた人に聞くと、「つまらない」というと言う人も多く、それも利用されなくなってきた理由の一つと言われています。
他にもよく言われている点は、はじめの頃は、ト音記号の楽譜が多い為、ヘ音記号が出てくると難しく感じたり、ハ長調が多いので、シャープやフラット等が出てくると難しく感じ、黒い鍵盤に苦手意識を感じやすくなるなどが挙げられます。
それだけではなくて基本的に同じような音域ばかりしか使用しないので譜を読む早さを向上させられない…などの意見もあるようです。
そして和音動作の技術向上も期待しづらいと言われています。
バイエルは様々なメリットもあればデメリットも抱えています。
今は音楽教室もたくさんありますし、バイエル教則本を利用しているような音楽学校もあります。
上級音楽教室であれば、バイエル教則本にこだわらず、マンツーマンで一人ひとりにあった、理想的なピアノ教育を受けることが可能です。
ピアノを早く上達させたい!という方は、世界トップクラスの指導者がいる上級音楽学校をオススメします。

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