コラム

● 音楽教室でアンサンブルの王道弦楽四重奏を学ぶ

● アンサンブルの王道
アンサンブルの王道

アンサンブルとは2人以上の奏者で奏でる音楽のことで、合奏や重奏、合唱の意味があります。
アンサンブルの中で王道だとされているのは弦楽四重奏です。
その編成は、バイオリンが2つとヴィオラ、チェロの4つの弦楽器で構成するのが一般的だとされています。
アンサンブルを学びたい人は王道である弦楽四重奏を音楽教室で学んでみてはいかがでしょうか。
初期の弦楽四重奏曲はアレッサンドロ・スカルラッティというイタリアの作曲家がかいた「2つのバイオリン、ヴィオレッタとチェロのためのソナタ」だとされています。
この楽曲のあとに、他の作曲家たちがアレッサンドロ・スカルラッティのスタイルを真似て様々な曲がつくったようです。
ヨーロッパを中心に弦楽四重奏が広まり、ハイドンによって68曲の弦楽四重奏曲が生まれました。
ハイドンのあとにはモーツァルトやベートーヴェンなどの偉大な作曲家の創作リレーが始まり、弦楽四重奏がクラシック音楽の王道であるとみなされるようになったのです。

● 有名な弦楽四重奏曲
有名な弦楽四重奏曲

音楽教室では弦楽四重奏をはじめ、様々な音楽を学ぶことができますが、音楽教室に通う前に弦楽四重奏の代表曲であるハイドンの第67番「ひばり」や第77番「皇帝」を聴いてみてはいかがでしょうか。
第67番「ひばり」は第4楽章から構成された弦楽四重奏曲です。
タイトルである「ひばり」はハイドン自身が名付けたものではなく、第1楽章冒頭の旋律がひばりのさえずりに聞こえたため名付けられたとされています。
第77番「皇帝」はオーストラリア国家や皇帝を賛える歌の変奏曲です。
第2変奏ではチェロが主題、第3変奏はヴィオラ、第4変奏は第1変奏と同様にバイオリンが奏し楽章を閉じます。
他にもシューベルトの第14番「死と乙女」やチャイコフスキーの第1番「アンダンテ・カンタービレ」など有名な弦楽四重奏曲がたくさんあります。
どれもメロディーが印象的で心に残る楽曲です。
アンサンブルはとても奥が深いため、単に楽譜通りに演奏するだけでなくどのような曲なのか、作曲の経緯などを知るとよりアンサンブルを楽しめるのではないでしょうか。




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