室内楽・アンサンブルの楽しみを追求する上級音楽教室

チェロとピアノの自然なバランスを学ぶ

チェロとピアノのための二重奏曲の中で、ベートーヴェン以降ロマン派までのほとんどのソナタでは、チェロとピアノそれぞれのパートが表に出たり裏に回ったりしながら、同等に書かれています。ですから、自分が主役で相手が伴奏の時と、相手が主役で自分が伴奏の時では、自分のパートの弾き方を変える必要があります。二人で競いあうように頑張ったりせずに、相手が主役のときは『うまく弾けるように助けてあげる』くらいの余裕で弾けるようにしなくてはなりません。

レッスンでは、チェロとピアノのメロディーが自然に聞こえてくるように良いバランスを保ちながら、弦楽四重奏のようなアプローチで曲を作っていくことを目指します。その時に、やはり曲が書かれている形式（例えば『ソナタ形式』とか『ロンド形式』とか）が大事になるので、それもレッスンに盛り込んでいくつもりです。

●主な経歴

73年結成。77年に渡欧し、イタリアを中心に60回以上に及ぶコンサートを開催。ミュンヘン国際、マリア・カナルス、トラッパニ国際、ヴィットリオ・グイ国際室内楽など、数々の国際コンクールで優勝・入賞する。87年にイタリア『フォネ』社より発売されたレコードとCDが、イタリア一流音楽誌から5つ星の最高評を得る。同年に帰国後、これまでに５枚のCDをリリース、ヨーロッパ、アメリカへの演奏旅行も15回以上行い、08年に結成35周年を迎えた。

1. メインの活動として『デュオ ハヤシ リサイタル』を定期的に開催
2. イ・ムジチ合奏団やベニス合奏団のコンサートマスターらを招き、
   『デュオ ハヤシとイタリアの仲間たち』の全国公演を開催（89年より10回に及ぶ）。
3. 室内楽演奏会『隠れた名曲シリーズ』を開催（大阪：95年より10回に及ぶ）
4. 室内楽演奏会『デュオ ハヤシのとっておき室内楽』を開催（東京：00年より9回に及ぶ）
5. 『デュオ ハヤシ室内楽講習会』（07年に『豊岡室内楽講習会』と改称）を
   毎夏開催（90年〜08年　全17回）
6. 09年から『ミュージック・キャンプ in 和歌山』となる
7. イタリアの『クープラ音楽祭』に室内楽のマスタークラス講師として招聘される（05年より現在に至る）

主なCD

1. グリーグ・ソナタ / マルティヌー・変奏曲　　Fonè 87F01-13
2. ヴェル・フォーレ　トリオ　　Fonè 86F05-11
3. デュオ ハヤシ　アンコール　　日本クラウン CRCC-17
4. ドビュッシー・ショパン　ソナタ　　ナミ・レコード　WWCC-7309
5. ベートーヴェン　チェロ・ソナタ　3.4.5番　　日本クラウン　CRCC-35