コラム

●大人からヴァイオリンを学び始めることはなぜ難しい?

● 大人になってからの習い事子どもの頃にはたくさんの習い事をしていた人でも、大人になってからは習い事をしていない人がほとんどですが、子どもの頃にしていた習い事というのは、自分が望んで始めたものばかりだったでしょうか。
習い事の中には、親の希望で習わせていたものもあるはずですので、本人の希望で習っていたとは限りません。
本人が希望していないものであれば、向上心もやる気もなかったことでしょう。
しかし大人になってから習い事を始めるのであれば状況は変わってきます。
大人になってから始める場合には、自分の希望で始めるようになりますので、向上心もやる気も子どもの頃に比べてもあるはずです。
ヴァイオリンを習いたいのであれば、上級音楽教室に通って習うことが出来ます。
しかし大人になってからヴァイオリンを始めるのは難しいと言われていますが、なぜ難しいと言われているのでしょうか。
本人のやる気があるのですから早く上達しそうですが、実際のところはどうなのでしょう。

● どこまでを望んでいるのか上級音楽教室に通ってヴァイオリンを習い始める場合には、どこまで上達したいと望んでいるのかもこの問題にかかわってくることになります。
プロの演奏家になるほど上達をしたいという願いがあっても、ヴァイオリンの場合は子どもの頃から始めていないと難しいと言わざるを得ません。
しかし大人になってから始めた場合でも、正しい指導で努力を続けるという条件が揃えば、それなりにひけるようにはなるはずです。
努力次第では、子どもの頃に十年間習っていて辞めた人をしのぐレベルに上達することは十分あり得るので、「大人のヴァイオリン」は決して不可能なことではないのです。
ただ子どもの頃に習い事をするのと、大人になってからの違いとしては、毎週のように定期的に音楽教室に通ってヴァイオリンの指導を受けられるかどうかという点があります。
大人の場合は、仕事の都合などもありますし、家庭の都合などもありますので、習い事の優先順位は下がってしまうことになります。
そうした都合で通うことが難しくなり、足が遠のきがちになる可能性をまず想定し、対策を立てておいてから、良い講師のレッスンを継続して受けることが、大人になってからのヴァイオリンが上達する秘訣と言えるのではないでしょうか。

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