コラム

● いわゆる「不協和音」の正体とは何なのか

● 不協和音とは 協和音とは、調和し合う音のことで、耳に非常に心地良い音です。
歌を歌うときに「ハモる」場合がありますが、この場合の音は協和音なので美しく心地良く聴こえます。
協和音が心地良く聴こえる理由は、自然界に存在する倍音によるものだと言います。
基音となる音の1オクターブ上が協和音ですが、現在主流となっている調律法の平均律というものも、1オクターブを均等な周波数比で分割するものです。
協和音に対して、不協和音は不安定でまとまりがなく、調和しない物事の代名詞にもなっている音の重なりです。
ほとんどの人は不協和音を不快に感じますが、中には味があって素晴らしい音だという人もいます。
心地よさの点では劣るのかもしれませんが、不協和音をうまく使った効果的な表現が光る作品もたくさん存在します。
音程の組み合わせによっては、不協和音も良い響きになるのです。

● 楽曲は協和音だけでできているわけではない 協和音程は、完全1度と完全8度、完全4度と完全5度、長短3度と長短6になります。
不協和音程は、これ以外の音程です。
クラシック音楽の古典派は約半分が不協和音でできており、ロマン派は7、8割、近代楽曲はほぼすべて不協和音から成っています。
また、インパクトを与えたいとき、わざと不協和音を使用することもあります。
クラシック音楽を聴く上では、不協和音についても知っておくと、違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。
また、協和音なら良い、不協和音は悪いというイメージがありましたが、クラシック音楽を演奏したり聴くときに、こうした考えは全く意味を成さないことが分かるでしょう。
これからクラシック音楽を始める人は、上級音楽教室で学ぶことをおすすめします。
初心者でもわかりやすく基礎からしっかりと学ぶことができ、早く上達することができます。
独学では限界がくることもあります。
上級者もさらにステップアップしたい人は上級音楽教室で学ぶといいでしょう。
上級音楽教室では、楽しくクラシック音楽を学ぶことができます。

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