コラム

● オーボエの「A」音がオーケストラのチューニングをリードするのはなぜ

● オーケストラのチューニング オーケストラのコンサートに行ったことがある方は聴いたことがあるかもしれませんが、オーケストラのチューニングはオーボエから始まります。
オーボエの音をきっかけに、様々な楽器が音を出してチューニングをしていきます。
そして、指揮者の合図とともに演奏が始まりますが、なぜオーケストラはオーボエの音からチューニングが始まるのかをご存知でしょうか。
今回、オーケストラのチューニングがなぜオーボエから始まるのかについてご説明します。

● オーボエのA オーケストラのチューニングは、オーボエの「A」から始まります。
どの楽器でも良いのでは?と思う方もいるかと思いますが、オーボエのAからチューニングを始める理由があります。
たとえば、弦楽器から始まるとステージの温度の関係で、弦が緩んでしまうため、一度チューニングしてもまた狂ってしまいます。
ですので、弦楽器はチューニングの始まりには向いていません。
管楽器の場合は、菅の長さを変えて音をチューニングします。
しかし、管楽器の中でも、菅の長さで音の高さを調節しない楽器があります。
それは、オーボエとファゴットです。
菅の長さを調整する必要がないオーボエとファゴットは、音が正確ですのでチューニングの始まりには向いています。
オーボエは音が安定していますし、逆にオーボエのチューニングは簡単にその場でできるわけではないので、他の楽器がオーボエに合わせるという理由があります。
また、オーボエの音は、よく響きますので数十人いる演奏家たちに聞こえやすいということもあります。
オーボエがいない場合は、クラリネットでチューニングを開始することが多いようです。
その場に応じて別の楽器が担当します。
オーボエにこれから挑戦してみたいと思っている方は、こういう知識も身につけておくと良いでしょう。
また、オーボエを習うなら上級音楽教室がおすすめです。
上級音楽教室で魅力的なオーボエの音色を出せるようにしましょう。
上級音楽教室であれば、スキルアップも間違いありません。

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